コールナンバー ダブルJ

国際秘密警察スペシャル(S)メンバーと呼ばれる男達のお話です
Posted by  朝倉 淳

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紺碧の海と風と 4

 体に衝撃を受けたとたん飛ばされていた。背中から地面に落ちる。激痛に息が詰まった。が、こんなところでのんびり寝ているわけにもいかない。ふと見るとバイクが燃えていた。
 ジョーはバイクのそばに倒れているライダーの体を引っ張り、バイクから離した。と、車体がボンッ!と跳ねた。幸い小さな爆発で収まった。
 ライダーが目を開けた。傍らにいる男を見て、飛び上がって逃げようとする。その体をジョーが抑えた。
 「てめえ、何者だ。なんでおれを狙う」
 男の胸倉を掴み締め付ける。が、男は“Aiuto!Smettila!(助けて!やめてくれ!)”“Io non lo so!(おれは知らない!)”と叫ぶばかりだ。
 「チェッ」
 ジョーが男から手を離した。瞬間、男が銃を向けてきた。とっさに蹴り上げる。ついでに男にもキックを食らわす。あっけなく気を失った。
 「いけね」
 これでは当分訊き出せない。
 ジョーは路地を出た。向こうに倒れている男の方へ行こうとする。が、
 「─つっ」
 膝をついた。胸が痛む。
 今、気がついたのだがシャツの前がズタズタになっていた。飛んできた破片でやられたのか、どこかで打ったのか─。
 「くっ─」
 胸を押さえて、片手で地面に倒れようとする体を支えた。と、前方から何人もの人間が走ってくるのが見えた。明らかに目的物を確認した動きだ。
 「くそ・・・新手か」
 ジョーは立ち上がり、しかしそのまま後ろによろけ壁に背をつけたままズーと座り込んだ。新手は目の前だ。と、
 「ジョー!」
 「─神宮寺」
 目の前の相棒を確認して、ジョーは大きく息をついた。
 「うわ・・、ボロボロだな、お前・・。またママさんに怒られるぞ」
 「ぬかせ。文句ならあのバイク野郎に言ってくれ」
 「物盗りにしては少々ハデだと思うが─。金を持っているようにも見えないし」
 「いや・・、奴らおれを知っているようだった。おれが目的で─。でもなぜだ・・」
 痛む胸に手をやり、ふと違和感を感じた。彼の胸にいつもあるはずの金のタグネックレスがない。亡き両親と自分が写っている、たった1枚しかない写真の入ったネックレスが。
 「まさか─」
 周りに目をやり、立ち上がろうとするが再び地面に倒れた。
 「どうしたんだ」
 「ネックレスが、ないんだ・・・」
 「なに?」
 「ネックレスだ、おれの」ジョーが神宮寺に目を向けた。目を見開き肩が激しく上下している。「おれの─」
 再び立ち上がろうと顔を上げた。視界が突然途切れた。
 「ジョー!」
 倒れ掛かる体を、神宮寺が抱きとめた。

 「アレはどうしていますか」
 「大丈夫です。擦り傷とちょっと胸と背中を打っていますが大した事ありません。それより─」鷲尾の言葉が途切れる。老人は怪訝そうに彼を見た。「─いえ」
 「しかしあそこまでやるとは思わなかった。こうなったら一刻も早く事情を話して、アレをフィレンツェへ連れて帰りたい」
 「・・・・・」
?アレ?ではなく、ジョージですと言いたかったが鷲尾は黙って唇を噛んだ。

 「すまない、ジョー」珍しく神宮寺がうなだれている。「あれからローマ支部のメンバーとあの辺りを捜したんだが・・・ネックレスは見つからなかった・・」
 「・・・そうか」
 小さく呟くとジョーは目を閉じて唇を噛んだ。
 市販のものではなく特注で作ってもらった金色のタグネックレス─。
 その表面には文字が彫られており、中には劣化を防ぐための加工を施された1枚の写真が入っている。何ものにも変えられない1枚の古い写真─。
 「手間掛けたな。お前のせいじゃないし、気にしないでくれ─」
 ふいに涙が浮かんできた。神宮寺から顔を逸らす。
 結局バイクの男達はスキをみて全員逃げられてしまった。
 自ら囮になったのになんの成果もなかった。それどころか大切なものを失ってしまった─。これが安易な行動に走った結果か。
 ジョーは胸を、本来あるはずの物を掴むようにシャツを握りしめた。教訓にしてはあまりにも大きな代償だ。と、ドアがノックされた。
 「ジョー!」トーニが入ってきてジョーのベッドに駆け寄る。「ごめんよ。まさかここまでやるなんて思わなかった!すまない、ジョー」
 「トーニ・・?」ジョーも神宮寺も怪訝そうに彼を見る。「どうして君が謝るんだ?あのバイクの奴らを知っているのか?」
 「ジョー」トーニはジョーの問いには答えず、ベッドで上半身を起こしている彼の手を取った。「今、おれのじい様とシニョーレ・ワシオが話をしている。君に話さなければならない事があるんだ。ちゃんと説明するから」
 「鷲尾さんと?─君のじいさんって、まさか─!」
 その時神宮寺のリンクが鳴った。鷲尾からだ。
 『ジョージの様子はどうだ?』
 「え・・、あの・・」神宮寺がジョーを見る。頷いた。「大丈夫のようですが」
 『それなら今から私の部屋に来てほしい。話がある。そう伝えてくれ』
 「わかりました」
 通信を切った。
 「行けるか、ジョー」ジョーが再び頷いた。「じゃあ、服を持ってきてやるよ」
 神宮寺がトーニにチラッと目をやり、出ていった。
 「ここは・・病院じゃないのか?」
 「ラヴェンナ号の医務室だ。市内の病院に運ぼうとしたらしいがシニョーレ・ワシオがどうしてもこっちに、と頼んだそうだ。ちなみに今は翌朝の9時だ」
 「・・・君はいったい・・」
 普通に見ればしっかり怪しいのだが、なぜか悪意を感じたり疑ったりする気にならない。と、神宮寺が着替えを持ってきてくれた。シャツを脱ぐとあちこちアザになったり擦り傷を負っていた。
 「つっ・・・」
 「大丈夫か、ゆっくり動け」
 神宮寺が新しいシャツを体に掛けてくれた。胸や背中がギシギシ痛むが我慢できないほどではない。いやむしろ痛むのは─。
 「お前も─、一緒に来てくれ」ジョーが呟く。
 神宮寺は思わずトーニを見た。が、彼は何も言わずにドアを開けた。
 5階の医務室から10階までエレベータで上がる。ロイヤルスイートルームフロアはエレベータを降りてすぐだ。が、その間ジョーは神宮寺に体を預けるようにしていた。無意識だったのかもしれない。だが彼は、これから考えてもみなかった事が自分の身に起こるのだと予感していた。
 トーニが鷲尾の部屋をノックする。鷲尾自身が出迎えてくれた。
 ジョーが神宮寺を引っ張るように入ろうとする。神宮寺は入っていいのか迷ったものの鷲尾に促されジョーと共に入室した。と、ジョーが足を止める。
 広いリビングのソファに一人の紳士が座っていた。あのサンルームで会った老人だ。以前見たあの鋭い眼光でジョーを真っ直ぐに見ている。その横にはレッカがいた。
 「ジョージ」鷲尾がジョーの横に立った。「こちらはロレンツォ・カスネロ・グランディーテ・・・カテリーナ・アサクラ・・・君のお母さんの父親だ」
 「!」
 ジョーは息を呑み鷲尾を見た。そしてゆっくりと、その目を老紳士に戻した。
 「Ti nome?(名前は?)」
 ロレンツォが短く言った。冷たい響きだった。
 何も言わないでいるジョーを見て、トーニがあわててロレンツォに何か言った。
 「─そうか、イタリア語はわからないんだったな」フンッと息をつき、くせのある英語で呟いた。「名前は?」
 「・・・・・」
 言われている言葉の意味はわかった。しかしジョーは声を出せないでいた。
 この人は・・誰だって・・・?母の・・父親・・?
 頭の中を巡る想いをそのままに、ただロレンツォを見つめているだけだ。と、鷲尾がジョーの腕にソッと手を添えた。我に返った。
 「─ジョージ・アサクラ・・」
 「ジョージか─」ロレンツォは再び鼻を鳴らた。「カテリーナには似てないな。瞳の色だけか。後はあのジュゼッペという男にそっくりだ」
 「──」
 ジョーがかすかに口を開いた。が、またすぐ閉じてしまう。
 何かを抑えるように唇を噛んでいるのを、横にいる鷲尾は感じた。
 「お前が生まれたとカテリーナから連絡があった時、私はお前に名前を贈ったのだが、どうやら使われなかったようだな。イタリア語もカテリーナは教えなかったのか」
 「──」
 イタリア語どころかジョーはカテリーナの出身地も肉親がいる事も知らない。
 「まあいい」黙ったまま自分を見つめるジョーに、ロレンツォはちょっと苛立っているようだ。「しばらくお前の様子を見せてもらった。まだ子どもだがなかなかいい目つきをする。お前なら任せてもいいかもしれん。明日にでも一緒にフィレンツェに行こう」
 「・・・・・」
 なに?なにを言ってるんだ?・・・誰だって?
 「じい様、そんな事言われてもジョージにはわけがわからないよ。ちゃんと説明しなきゃ」トーニの言葉にロレンツォはしばらく考えていたが、彼に説明するように命じた。「まず最初に。おれはアントニオ・カルロス。カテリーナの弟の子だ。もっとも正妻の子じゃないから、まだグランディーテを名乗れないけど。つまり・・・君とは従兄弟になるのかな」
 「・・・え」
 「説明するから座って。あ、君、ジンだっけ?君も座ってくれたまえ」
 トーニはジョーをソファに座らせ神宮寺にも声を掛けた。神宮寺はちょっと躊躇ったが、彼らから少し離れた一人用のイスに腰を下ろした。
 ジョーの横に鷲尾が座り、トーニは斜め横のソファに座った。
 「グランディーテ家は昔から土地の名士でね、今は金融業や貿易など広く事業を展開している。まあイタリアでも大企業のひとつかな」
 トーニの話は続く。
 グランディーテ家は元々シチリアの出身で、その土地でも幅広く商売をしていた。
 元貴族の家柄で、財産を元にイタリアでも10本の指に入るコンツェルンに成長したグランディーテ家は、やがてフィレンツェに移転しますます商売の幅を広げていった。が、そのグランディーテ家にシチリアのマフィアが目をつけた。
 彼らは力にものを言わせ、婚姻によってしだいにグランディーテ内に浸透していった。実際に何代か前まではマフィアの一部を担っていたそうだ。グランディーテ家の資金力が、シチリアマフィア・ジェルマーノ・ファミリーを何年も支えてきた。
 その悪循環を断ち切ったのがヴィットーリオ・グランディーテ・・・ロレンツォの父親だった。
 「父は何年もジェルマーノ・ファミリーと戦い、奴らとの関係を絶った」話す声がいつの間にかトーニからロレンツォに移っていた。「しかし表立った関係はなくなったが、身内にはまだファミリーの血を引く者が何人かいて、グランディーテ家の財力を手に入れようと狙っている 奴もいる。そいつらに乗っ取られたらグランディーテ家はマフィアの一部と化してしまう。父 の意志を私が継ぎ、そして次は私の息子、つまりトーニの父だが─が継ぐはずだった。だが息子は去年病気で逝ってしまいおった」
 老人の鋭い眼光がこの時ばかりは揺らいでいた。肉親を失うのは誰でも辛い。まして親にとって子どもを失う事より辛いものがあるだろうか。
 だがそんな老人の表情にもジョーは顔色ひとつ変えず、彼と同じブルーグレイの瞳に鋭さを湛えたままロレンツォに目を向けていた。
 「息子にアントニオという子がいると知って、私は彼を引き取り跡継ぎにしようと育てたのだがボルツァーノが私にもう一人孫が、つまりカテリーナの子がいるとどこからか嗅ぎつけ、その子を自分達ファミリーが擁してグランディーテを乗っ取ろうと企んでいる事を知り、ここにいるレッカに相談したのだ」
 ちなみにボルツァーノというのは、ジェルマーノ・ファミリーの血を引く身内の一人だという。
 「私の祖父も警察関係の仕事をしていてね」レッカが言った。「ロレンツォの父、ヴィットーリオに協力してジェルマーノ・ファミリーと戦ったそうだ。グランディーテ家とはそれからの付き合いでね。ロレンツォの意向を長官に伝え、彼と君を会わせるためにこの船に君を乗せてもらった」
 「ジョージ」ジョーがかすかに体を動かし鷲尾に寄りかかった。「大丈夫か」
 かすかに頷き、ジョーは再びロレンツォに目を向けた。
 「・・・おれを襲った・・あのバイクの奴らは・・・」
 「あれはおれを支持する者達の仕業なんだ」申し訳なさそうに、トーニが言った。「君がグランディーテに来たら、おれが追い出されると思ったらしい。浅はかな考えだが、おれの父を慕いおれを助けてくれた者達だ。だがここまでやるとは思わなかった。すまない、ジョー」
 「スペイン広場での事もか」
 「あれはボルツァーノが命令したらしい」レッカだ。「その前に君はロレンツォに会っているだろ?君がすでにロレンツォの申し出に同意したと思ったらしい。それならいっその事亡き者にしてしまえと─」
 「同意?」
 「そうだ、ジョージ。私はお前とトーニの2人でグランディーテを継いでほしいと思っている。トーニは商才がある。お前は?こういう?仕事をしているのだから、マフィアの扱いも慣れているだろう。2人が組めばきっとうまくいく」
 「・・・勝手な事を・・・」
 荒い息の下、ジョーが呟く。だが日本語だったのでおそらくそばにいる鷲尾にしかわからなかっただろう。
 「本当ならお前がグランディーテを継ぐはずだった。カテリーナが私の決めた婚約者と一緒になっていたらな。それをなんの後ろ盾もないあんな男と─」
 「シニョーレ」今まで黙っていた鷲尾が鋭く言う。「アサクラは立派な男です。2人は深く愛し合っていた。彼を侮辱する事は私が許さない」
 「だが奴と一緒になったばかりにカテリーナは殺された」
 ロレンツォの瞳が鷲尾を射る。
 「カテリーナはいくつだった?あまりに若すぎた」そしてジョーを見る。「まあ、こんな立派な息子を残したんだ。今なら許してやってもいいが─」
 ガタン!と音を上げてジョーが立ち上がった。全身を震わせかすかに体を前に進める。
 「ジョージ」
 鷲尾の腕がジョーを止めた。
 「─どうして?」
 彼が自分を止める理由がジョーにはわからない。いやそれより、もうここにはいたくない─。
 鷲尾の腕を振り解こうとしたが放してくれなかった。
 「どうして・・・」
 「父親と同じ目だな」ロレンツォがかすかに微笑む。「いい目だ。あと何年かすればファミリーでもお前の目に逆らう者はいなくなるだろう。トーニとお前が手を組めばジェルマーノ・ファミリーをこちらに取り込む事も─」
 「断る」鷲尾の手を押しのけジョーが言った。「おれはあんたなんか知らない。マンマはあんたの事もイタリアの事も話さなかった。それがどうしてなのか・・・今、わかった。マンマにとって、あんたはいないも同然なんだ。おれも同じだ」
 そう言いジョーはドアに向かい歩き出す。言いたい事、訊きたい事はたくさんあった。だが今それを言う気力はジョーにはない。今はただ一刻も早くここから出たかった。と、ジョーの前にトーニが立ち塞がった。
 「なあ、ジョージ。シチリアの別荘に来ないか」
 ジョーが立ち止まりトーニに目を向ける。
 自分(トーニ)と同じブルーグレイの瞳だが、その鋭さに一瞬たじろぐ。だが、
 「君のお母さんが住んでいた別荘だよ。とても綺麗な海のそばにある。来てみないか?どうせ今日はシチリアに停泊している。夕方の出港までに戻ればいいだろ?」
 「・・・・・」
 シチリアにも海にも興味はない。しかし母が住んでいた・・・。
 ジョーはかすかに表情を緩め鷲尾を見た。しばらく考えていた鷲尾が頷く。
 「行っておいで、ジョージ。君のお母さんが住んでいた家を見ておいで」
 「鷲尾さん・・・」
 ジョーは信じられない思いで鷲尾を見つめた。彼はジョーがここで、イタリアで暮らす事を望んでいるのだろうか・・・。ジョージ・アサクラではなく、グランディーテの一員として─。
 「場所はタオルミーナといってパレルモから180キロ東だが自家用機ならすぐだ。迎えに来るように連絡しておくよ」
 「だ、だけど・・」
 「そうだな。カテリーナが好きだった海を見て考えればいい」ロレンツォが言った。
 「・・・・」
 考える必要などない、とジョーは思った。そして無意識のうちに鷲尾に近づき彼の前に立った。そのまま動かず彼を見つめた。まるで外敵から自分を守ってくれる親鳥に縋るように─。
 ジョーはさらに一歩進む。鷲尾に何か言ってほしかった。いや口に出さなくてもいい。この腕を掴んでくれるだけでも・・・。
 しかし鷲尾は微動だにしない。表情を変える事なく、ジョーを見つめている。
 「行こう、ジョージ」トーニがジョーの背中を押して歩き出した。「シニョーレ・ワシオ、ちょっとジョージをお借りしますね」
 愛想良く言うトーニ。その後をロレンツォは無言で進み─が、ワシオの前を過ぎる時チラッと彼を見てかすかに頭を下げた。それだけだった。
 3人はドアの向こうに消えた。
 「いいんですか、長官」今まで黙っていた神宮寺が鷲尾に走り寄る。「このまま戻ってこないかもしれませんよ」
 「それが彼の決めた事なら─」“長官!”と、神宮寺が声を上げる。「ロレンツォはジョージの祖父だ。調べたので間違いはない」
 「そんな書類上の事じゃなく、長官はジョーを─」
 「確かに私はジョージを引き取り育てた。本当の息子と変わりはない。現に養子の話をした事もあった。だが断られたよ。この世に誰も肉親がいなくても、自分はジョージ・アサクラとして生きたい、と。中学を卒業したばかりのジョージがそう言った。ま、私も予想はしていたがね」
 「それならなおさら─」
 「私にはジョージに対する権利は何もないのだ。彼の祖父がいて、彼に会わせてほしいと言われれば拒否する事はできない。ましては彼の将来に関わる話なら、私が口を出す事はできない。すべてはジョージが考えて決めるしかない。それで出た結論なら私は─」
 大きく息をつきソファに腰を下ろす鷲尾に、神宮寺はもう何も言えなかった。



                   3 へ       ⇔       完 へ

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Comment

淳 says... "覚書き"
ラストを決めていたわけではなくあくまでもクルーズを楽しむストーリーにするつもりが、なんとジョーの母親、つまりグランディーテ家の話になってしまった。
正直言ってここで書こうとは思っていなかったので急ぎ過ぎたな、と後悔した。
もう少しじっくり書きたかったのだ。

その事を某サイトのコメントにポロッと書いたら、
「その時にしか書けないものがある。書いたのはきっと必然性があったから(書き込まれた、そのままの文ではありません)─」
というお返事をいただいた。

うーん。そうかもしれない。
その時淳はそれが書きたかったのだ。そして書いた事でその後またロレンツォやトーニが出てくる話を思いつく事ができたのだから、確かに必要だったのかもしれない。

でもこれは温めていた話なのだが・・・。
これでストックは使いきった─!?
2011.05.21 16:08 | URL | #vDtZmC8A [edit]

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